2014年9月20日土曜日

飛び込み台

誰と一緒にいても、エアポケットに落ちてはまりこんでしまうような時はあって、つまり今がその時なのである。エアポケットは言葉も何もかも吸い込んでしまうので、何も書けないししゃべれない。しばらく前までは、川沿いを歩いている時にそのままぽーんと飛び込んでしまいそうな衝動と戦っていたのだが、今、またそれに近いものが夜ごとやってくるのを感じている。せっかく治ったと思っていたのに。

きちんと振り返りをおこなわないために、同じことを繰り返す人のことがときどき許せない。彼が誰のため、何のために自分の「正しさ」や「公平さ」を主張しているのかわからない時があって、そういう時は頭の中で楽しい歌をうたって聞き流す。数日前、私が急に不機嫌になってしまったのは、やっぱりとある出来事に今も許せない思いを抱いているからで、そのことが思ったより自分の意識を引きずっていることに気付いたのがショックだったからだ。そういう思いを永遠に(わからない。とりあえず今のところは半永久)私に植えつけておいて、「公平」も何もない、と思ってしまうのだがどうだろうか。

日記に個人的な出来事を書くのはできるかぎり封印したかった。でも、しかたないのだ。これはしかたない。

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