2014年1月22日水曜日

間のわるさについて

昨日はまじめに書き物をしようと思って喫茶店に行った。電車を降りて、駅からすぐのところにある。でも何だか言葉が焦点を結ばず、つまらないことばかり並べてしまって参った。昨日の日記もあんまりおもしろく書けなくて、でも具体的にどう直せばましになるのかもちょっとわからないくらい、手元がおぼつかない。メモのような断片だけはたくさん書けたので、落ち着いたころに組み立てたい。

その喫茶店は分煙が厳密になされているわけではないので(つまり自動ドアとかで仕切られているわけではない)ときどき、ヘビーなスモーカーと隣り合わせてしまう。昨日も、私は隣の紳士のテーブルに目を走らせ、すばやく銘柄をチェックした。なんとPeaceであったので、まあそれなら許すしかない、と思った。しかも年季の入った感じのショートピース。これがもし、マイルドセブンとかを吸っているサラリーマンだったら余計気が滅入るところだった。

においを感じるということは、においのもとの分子が鼻腔の奥に張りついているということで、その知識は昔読んだ『動物のお医者さん』か『おたんこナース』のどっちかで手に入れたものだったなあ、とか、くだらないことを考えているうちに煙草のけむりで頭が痛くなってきたし、おなかも痛い気がしてきたし、ここではないどこかへ、という気がたまらなくしてきたので店を出た。駅ビルをふらふらしているうちに、雨が降ってきたようだった。濡れねずみとまではいかなくても、髪が湿って丸まったりした。折りたたみ傘を持って来るかどうか玄関で一瞬迷ったのに、と、臍を噛んだ。「臍」って何だろう、というのは今思った。

スーパーマーケットに寄らなければ、と思って野菜と肉をいくらか買った。一週間に一度か二度、こうして買い物に出て、冷蔵庫の中身が尽きるまで適当に料理し続ける。レジ袋にぽいぽい放り込んでいると、冷凍うどんのパックの端らしき鋭利な部分がレジ袋を裂いて穴をあけてしまった。歩き出したところ、中身がこぼれたのでそれが分かった。一瞬何が起きたのかわからず、変な方向に飛び出したネギを見て異常事態に気づき、同時に、外はまだ雨だということを思い出して、がっかりした。店の中で破れたので、新しい袋をすぐにもらえたのが救いと言えば救いだった。

こんな日はせめて特別な気分になりたいわ、と思って、炭酸がきらいなのに三ツ矢サイダーを買ったのだ。しかし前述のトラブルによりスーパーの店内で落としていたため、自宅で盛大に吹きこぼれたのは言うまでもない。

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