2015年11月9日月曜日

玄関

夏が来る前に死んだ大型犬が、玄関で私を待っていた。しっぽを振って、笑っているようだった。名前を呼び、撫でて抱きしめても大型犬は消えなかった。大型犬は変わらず、優しい子だった。小型犬もそばにいてくれた。二匹で私を励ましたり、慰めたり、近況を聞いてくれているのだった。目が覚めてから嬉しくて、でも目が覚めたことは悲しくて、ソファで少し呼吸を整えた。ほとんど眠れなかったので頭は朦朧としていた。

次に眠ると、嘘をつかれたり隠し事をされたり、その嘘を他人から教えられたりする夢を見た。


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