2014年10月3日金曜日

赤い鞄

誕生日の弟に赤い鞄を届けた。夜が更けてから、鞄を持って撮った写真とメールが送られてきて、弟よ、すこやかであれかし、と願った。どうか彼が私より先に死んだりしないでほしい。朝が来てからもう一度写真を見て、寂しくて少し泣いた。

他人に何かを求めることはほとんどない。してほしいこともあまりない。悩んでいることに答えが出ないのか、(自分の未熟さゆえに)出せないだけなのか、どちらかさえ今はわからない。中毒のように紅茶を飲む。

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