赤い帽子のマークは、昔扱っていたオペレーティングシステムについていた印だったので、不思議な符号に胸がきゅっとした。この夏は日傘のかわりに帽子をたくさんかぶるのもいいな、と思う。
その時、あまりにもうれしくて、食べものを口に入れたまま涙が出そうになって、もっと言うとその場から燃え尽きそうになってしまって、息をする様子もおかしく見えたかもしれない。
川上弘美の『ニシノユキヒコの恋と冒険』が私は好きで好きで、それは私がニシノユキヒコ的なる男を好きで好きで仕方ないことと近い話である。でも、そういう男を愛することと、ニシノユキヒコ的なる人生を生きることの、どちらがくるしいのだろう、と思ったら今夜は涙が止まらない。
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