責任をもって向き合わなくてはいけない現実から、少しばかり逃げすぎた。逃げる重要性を思い知った一年でもあったが、逃げたあとのつらさに押しつぶされもした。思い出すからつらいのだ。何かを思い出す時は、それを今まで忘れて生きていたという事実も白々しく胸に迫るからである。
かんたんに書けた言葉などひとつもない一年だった。かんたんに書けない方がいい、と人には言われたが、 停滞は嫌だ。求められた時に求められた言葉も出せなくてどうする。忌々しい。
しかし今も箱の底に、ひとかけらだけ希望が残っていて、その光を消さないように、見失わないように生きることにする。
0 件のコメント:
コメントを投稿