2016年4月21日木曜日

あなたの傷

昔使っていたパソコンの電源を入れてみたら、入ったので、8年とか9年前に書いていた文章やメールの下書きを何とか取り出してきた。合計で8万字ほどになった、と伝えたら「捨てる量としては妥当だね」と言われた。もっともっと、灰にしても溢れるほどの量を生んで捨てて、日の目を見たいと思っている。

わたしはあなたの傷になりたい。
およそ女というものを思うとき、
わたしを思い出すたび、後ろめたさと不甲斐ない自分と取り返しの付かない気まずさが
あなたに降りるようにね。
(2008年12月ごろのブログ下書きより)

当時、誰を思い浮かべて書いたものだか、正直な話まったく思い出せない。何人か思い出してみるものの、こんなふうに脅すほどの目にあわされた覚えはない。しかし私がそのまま年を重ねてしまったので、それは恐ろしいことである。

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