部屋に帰ってくるたびに、電球が切れていたのを思い出す。扉を閉めて、真っ暗になってしまうことに一瞬ためらってから、この季節、虫が入るのもいやなのでやっぱり閉める。外にいる時は、家のことなんか思い出さない。
眠っている間に、同級生にメールを書いてしまったことがあった。おとといは眠っている間に日記を書いてしまって、それはもはや日記ではなくもう夜記というべき、朦朧とした中でのしろものだ。文意文法は明晰である。人が乗りうつって私を操ったような気さえした。早朝に気がついて、怖かったから下書きに戻した。何かがあらわになるような気がした。これだけ日頃から書きちらしておきながら、何かがあらわになるのは怖いのである。手直しして、何事もなかったように今は公開してある。
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