2013年6月26日水曜日

緑に紫

ワンピースに着替えて書いている。家の中で気分を変えたいとき、私はときどき服を替える。夜遅いのでお化粧は落とす。

相変わらず夜を日に継いで作業したりしているので、業務中に眠くなる。別にきちんと寝ていたって眠くなるときはなるので、作業のせいばかりとは思わない。悪びれもせず、私は意識を失う。しかし、眠い、と意識していなかったはずなのに気がつくと20分くらいタイムスリップしていて、何なの、と思うことが最近増えて困る。あと、しばらく見ていなかったおかげで忘れていたのだが、ぬかるみに沈むような苦しい眠気の中で、印刷された黒い文字が深緑や赤紫に見える現象が起きることがあって、最近それがまたやってくるのも妙だ。どれだけ目を凝らしても(まあ眠いのでその努力などたかが知れているが)字は黒く見えない。そんなことってあるだろうか、と思ってもやっぱり深緑と赤紫が、A4の紙の上でちらちら踊る。

色の話。
人の声と色が連動するので、すてきな声にはすてきな色がついて見える。他に今も残っているのは数字の性別と色味くらいか。それを使って、電話番号なんかの数字の種類を覚えるのは今も得意なのだが、並び順を間違ったりするので役に立たない。カラーボールがいくつも転がってるイメージで覚えるので、順番はどうでもいいのだろう。ほんとうに適当すぎて、嫌。

もうすぐ結婚する女の話を聞いた。
 とはいえ、いろいろめんどくさいのよ。
 でも新婦の母と父ってことに変わりはないんだから、別に座っててもらう分にはいいでしょ。席次表でも端から見るぶんには分かんないんだし。
 そりゃそうだけどさ、まあ何となく。
 いっそリゾート婚にすればよかったのかもね。面倒な人呼ばなくていいから。
 無理でしょ。二日も三日もあの二人が一緒にいれるとは思えない。ハワイなんかで、逃げ場ないじゃん。
 …ああ(それも、そうね)

いつか東京の女の子のために物語を書きたい。どこかの街にフォーカスしたりしない、東京、そのものについて。外から目指すべき東京ではなく、私たちが縛り付けられてきた場所としての。 

今日は何だか感覚が鈍いな。人に伝わらない変な話ばかりしてしまう。

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