2014年4月22日火曜日

よろめき

覚悟を決めて、仕方がないので、今朝書いた日記をまた公開する。都合の悪いものを、表に出したくないと思っているわりに自分に甘い。ぬるい。だから台所で気持ち悪さに耐えながらえびの殻を剥いた。私はえびの形が虫に見えて怖いので、食べたいとも触りたいとも思わないが、この世にえび好きな男がいる限り、えびの殻は剥かれなければならないのだ。

昨夜薬酔いして送ったメールを読み返す事ができないが、まあ、これまでの失敗よりはましかな、と思って忘れる事にする。今は、一生懸命後悔しないようにしながら、昨日たくさんつくったドーナツをたべて気を紛らわしている。睡眠導入剤はどれも一長一短で困る。困る。

例えば、夫と子どものどちらをいちばんに愛したらいいだろうか、と考えていたら横になっているのもつらくなったので起きることにした。いちばん愛してもいない男の子どもを産みたいとは、どうしても思えない。でも、子どもは私にいちばんの愛を求めるだろうからそれを叶えてあげたい。こんな、まだ起きてもいない、不定数だらけのことを思い悩むなんて、心底疲弊している証拠だ。

次の読書会の課題は『痴人の愛』なのだが、苦しくてどうも読み進めることができない。私の好きな男たちが、ナオミみたいな若い女に誘惑されるところを思うと居ても立ってもいられない。これは嫉妬なのだろうか。誰に、何に対する嫉妬だろうかと考えると、自分が失った若さや可能性、奔放さへの忸怩たる思いが根底に渦巻いているのであった。女同士、憎みあうべきでないと人は言う。それはわかる。他の女にいちいち苛立ちを向けているほど暇ではないが、私は、女でのある私自身への苛立ちをときどき持て余す。多くの場合、それが女同士の敵対関係の正体で、それもわからずに闇雲に生きるよりは、苦しくてもこっちのほうがましだな、ふたつを混同してはならないな、と決意を改める。

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