時間どおり電車に乗れず、苛立ちと自己嫌悪でホームで泣いている。時間がなくて薬局に必要な薬を取りにいけていないのもよくない。
相変わらず腹が引き攣れるほど咳き込んで、毛布が足りなくて寒かったせいで続けて30分以上眠れず、お花見をすっぽかす夢を見て気まずさに泣き、おのれの体調管理のできなさに泣き、ひとりぼっちの寂しさに泣いた夜だった。世の中の人々は楽しそうで、でもその楽しさって何なのかしら、それがあると本当にいいのかしら、とベッドの中で魔女は世界中を呪っていた。
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