2014年5月28日水曜日

靴をなくす

まったく眠った気がしない。ずっと起きているのではないだろうか。意識が低い位置をふらふら浮遊しながら、時間が経てば眠くなるのを期待してただ横になっている。場合によっては、ほんの少し眠れる事もあるが、鬱屈した夢ばかり見る。外国語で一生懸命話をしなければならなかったり、螺旋階段をたどって気が狂って別人になった母親を探したり、ひどくグロテスクな生き物(一応、人間と思われる)とセックスしたり、靴をなくして途方に暮れたりするので、疲弊する。靴をなくす夢は若い頃によく見た。そういう時は、いつも私だけが見つからない。みんな靴を履いて先に帰ってしまって「ねえ、私の靴がない」と呼びかけても誰も立ち止まらない。

明け方、一度目が覚めると気が散ってもうベッドでは眠れないので、枕を引きずってソファまで行く。ソファは硬いが、薬が残っているので起きて活動する事もままならず、仕方ないので少し目を閉じる。

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