日曜日なのにずっと土曜日だと思っていて、今日は日曜日だという趣旨のメールをしてきた人に、土曜日ですよ、と返し、それを指摘されて、やっと気づいた。これまでにも、日にちの軽い勘違いはあったが、ここまで思い込んで長く気づかなかったのは初めてで、恐ろしさを覚えた。指摘された後も、しばらくわからなくて完全に戸惑ってしまったくらいだ。よく考えたら、土曜日にいつも見ているテレビを見たのは昨日の事で、今朝は日曜日にやっている番組を見たはずなので、確かに日曜日なのだ。薬が少し新しくなってから、記憶がますます混濁して困る。起き抜けに受信したメールには返信できない。妙な事を書いてはまずい、という意識が働いて、読みはするがそのままにしてしまうのである。思い出さずにまた次の薬を飲む時間になるので、忘れられたものは永遠に忘れられてしまう。
世の中には無駄な情が多すぎる、という言葉について、こんこんと湧く泉を胸の中に持っている人ほど自分の情の深さに嫌気がさしたりするものなので、私は大して感銘を受けなかった。
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