たぶん星座占いでは確実に12位だった日なんじゃないかと思うくらい廻り合せが悪く、あらゆることがうまくはまらなかった。朝から出掛けて、その用事が少し長引いた。疲れも感じたので午後に公演を観るのはやめたが、とりあえず出かけた。ごはんを食べているとき、身体が閉じてる、と心配された。心が閉じてる、と言われるよりショックを受けて、思わず目をつぶったけれど耳が塞げなかったので意味がなかった。同時に二人の人と話すのがしばらくうまくできなくて参った。
そんなわけで、グラス半分で、自分にとって最悪な酔い方をした。ここ最近呼吸の仕方がうまくなくなるときがあって、何となくその兆候のようなものを感じて、一緒に電車に乗る人に迷惑をかけたらいけないと思い、帰りは少し遠くまで歩くことにした。この世に味方がひとりもいない、とさっき口にしたせいか、やはり兆候が現実になって歩くのも難儀していたところ、不意にやさしいメールをある人からもらって、車の行き交う大通り沿いで号泣した。Perfumeを爆音で聞いていても自分の声がイヤホン越しにわかるほどで、涙も止まらないしこれはまずい、というか明らかにおかしい、やばい人だ、と思いながらも、まあ、たまにこういう人が道にいてもいいだろう、と心のなかで言い訳しながら歩いた。こんな泣き方して歩いていたら失恋した人と思われるのではないか、と思ったが、そんな自分の発想も大概貧しい。
人前で泣かないのは私のよいところである。ただし、知らない他人は人前には含めない。
MN嬢にメールしたら、彼女は西麻布を放浪しているところだった。しかもPerfumeを聴いている、という。シンクロだね、一緒に泣きながら歩こう、と返信がきて、編みながら自分でも書くやさしいアンドロギュノスの友人に、改めて感謝した。東京に帰ろう、と思って電車に乗ったけれど、簡単には気持ちも身体も収まらず、妙な乗客であったことは間違いない。まあ、でも、たまにはこういう人が電車にいてもいい。
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