2013年10月23日水曜日

マジカルミントナイト

またしても妹がやってきたので、黒い魔女みたいなストールをまいて、外に食事に出かけた。道を歩いていると、彼女は「あっ」と声をあげ、友人を呼び止めた。別の営業所で働く、会社の同期のようである。しばらく談笑した後に「姉です」と紹介され、私も頭を下げた。

食事をしながら、私って街で人に会わないんだよね、と言うと妹は「下向いて歩いてるからでしょ」と、からっと笑った。その明るい顔を見て、まったくそのとおりだと思った。そして別れ際、妹に心配ばかりかける、めんどうすぎる姉の姿を露呈してしまった。大人になればなるほど、姉妹のいちばん上がいちばん屑になるという私の考えはやはり正しい。何かに取り憑かれたように、サーティワンでアイスを6個買って帰った。ハロウィーンだか何だか知らないけど、浮かれた名前のフレーバーがたくさんあって、キャラメルリボン、という名前の味に心ときめかせた子どものころを思い出した。

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