何の気なしに、ラナンキュラスの花束をもらいたい。一緒にお花屋さんに行って、好きなお花を買ってもらうのも素敵だ。それがいちばんの望みと言ってもいい。
少し嘘を含めてしまった。本当に求めているのは、お花でもあるけど、私の作ったごはんをおいしいと言ってくれるか、そうでなければ、あなたが何か私のために作ってくれて、それを一緒にたべることである。客観的に見ると、どれも恐ろしいことばかりだ。恐ろしいので秘密にしておこう。
「花は枯れはじめる前に捨てなさい」というのは母の教えである。「男は痛みに弱くて病気に鈍感」とも言っていた。「だから優しくしなさい」と続くのがいかにも私の母らしい。
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