2013年7月25日木曜日
暗い廊下
昨夜は2時過ぎに一度眠ったのだが、奇妙な手触りの夢を見て、青ざめて起きた。廊下のような場所を歩いていたところ、ある地点からついているべき明かりが全く消えていて、 見るとそこから先はぼうっと不自然に暗くなっていたのだった。電気の消えたくらい廊下、その先から何かがやってくる、という気配を感じた。とても大きい、怖い、暗い何か。とにかく暗いのが怖くて、声を上げたい、と思ったけれど喉がつぶされたように何も言えなかった。やっと思いで目だけ一生懸命開けた。一瞬、どこの部屋にいるのかもわからないほど混乱していて、自分のベッドとカーテンを一生懸命見つめたけれど、何か光っていてちらちらする。やっぱり声が出ない。少しは出るけど不自然に震えてかすれる。確かに起きて声を出そうとしてるのにだめで、こういう声の出ない夢は昔からたびたび見るのだけどいつも本当につらい。でもこれは夢じゃない。そうこうしているうちに、ついに弟(小さかった頃)の声の幻聴も聞こえて、あの子を守らなきゃ、という謎の使命感がわき上がったけれど、身体はやっぱり全然動かないのだった。何かがのしかかっているような気がするのに正体は見えない。そのうちだんだん息ができるようになって、身体のしびれがましになってきたので、怖い、怖い、と思いながら枕元の携帯電話を取った。こんな時間にどうしよう、でも、と思って、今自分が生きてるのかもよくわかんなかったので、とりあえず人に電話したけれどその人は出なかった。動悸がしたまま、目を閉じて眠ったら、その人と、もう数人知っている人が出る普通の夢を見ることができて、そのまま朝になった。
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