2013年7月4日木曜日

プラチナ

作ったスクリプトの単体テスト実行が面倒で、自席の端末からコンソールをいくつも開いたまま泣きそうになった。けだるい午後に単体テストほど憂鬱なものはない。久しぶりに使うviエディタのコマンドで、やっとの思いでファイルを編集、リリース、テストして後輩にチェックを頼んだ。

「タイムカプセル開けるの、反対してるんだよね、俺」
え、なんで。
「ずっと埋まってるっていうのがいい」
うん?
「だって埋まってないと、タイムカプセルなんだから開けたら意味ないでしょ」
それ、埋めるときから考えてたの?何のために埋めたの?
「開けるなんて考えてなかった。これでまた10年後会えるなあって思ってただけだよ」

しばらく行っていないから、病院にまた行かなければ。口と心がばらばらの動きをしたって、私は私の形をしていなくてはいけない。今日の夜は風が強くて寒くて落ち込んだ。明日着るべき可愛い洋服も、私の部屋には見当たらない。

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