2013年9月5日木曜日

好き?

昨日あったことを思い出して今日書く、というスタイルが多い。軸足は今日にある。

自分のことどう思ってるか、人に聞けるってすごいことだなと思う。大切であればあるほど怖くて聞けないというのはあって、それは、自分のほうが好きすぎたらどうしよう、ということなんだけど、よく考えたら自分のほうが深く好きだと困るというのは、愛した分だけ愛されたいと思ってしまって、でも自分のほうが多く愛している以上それが叶わなくて苦しいってことなんだろうか。でも多く愛するって何だろう。みんな楽に生きられればいいのに。

あと私の書いたもののどこが面白かった?というのは、私のこと好き?どこが好き?と聞くのと同じくらいできない。客観的な成否を伴うという意味では、気持ちよかった?というほうがよほど楽に聞ける。

まあそれは本題ではないので、いつかまた恋愛問題集のねたにするとして、結局、簡単に聞いてしまって確認したいということは、自分の安心を優先しているように見えるので、それがあさましく思われて嫌なのかもしれない。「あさましいから嫌」というのは、私の中で結構大事な感覚で、気がつくとよく言っている。口に出すと差し障りがあることも多いから、黙ってることもあるけど。

東京について、様々な見地から考え方を収集している。演劇の供給のされ方。地方の俳優。そして、地方の観客。拡張された「われわれ」という言葉を無神経に使う東京の男がいて、でも結局、どこから始めるか、ということなのかもしれない。私はこれまで東北、北陸にしか縁がなくて、薄い青の空と水びたしの白い絵の具みたいな雲、寂しげな細い針葉樹しか肌になじみがない。南や西の島々は私にとっては異世界で、私がうれしそうにしていたとしたら、それは今ここにいない人のおかげだから、それはごめん。

ふと、女のほうが身軽だと思うよ、と言われて、バンコクに居を移したSさんのことを考えた。彼女のことは全然知らないけれど、彼女について、実はときどき考える。

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