2016年8月17日水曜日

ある日(眠り)

マスターが花壇のハーブをかわいがりすぎて、ハーブに話しかけるようになった。 シャーベットに飾るミントの葉は花壇から摘んでいるのだが、マスターはミントに「お前、いい仕事してるよ」と言いながら水をあげている。おかげでミントは喜んで葉を伸ばし、シャーベットをつくるのには困らない。

祝う祝わないは別にして、この人の誕生日を忘れてしまったら自分の人生はちょっと違う段階に入るだろうな、という人がいると思う。そういう人は何人かいて、何人もはいないんだけど、まあいる。つまりこの日はそういう日のひとつで、おそらく3年ぶりに、直接おめでとうという連絡をした。

午前中はオフで、午後から集まって買い出しに行く予定だったけれど、起きられなくて付いていくのをやめた。 むし暑い部屋で、昼に夜を継いで眠り続ける覚悟で、記憶をなくしそうになっていたけれど、花火に誘ってもらったので出かけることにした。大きな祭りの会場で花火を見た。2000発の花火は、ゆっくり大切に打ち上げられた。帰り道、誰かが落としたタオルを拾った。

花火が終わると、誕生日のメールに返信が来ていた。「今年は変化の年」だそうだ。

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